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土地を買う時に気を付けたいポイント
2024年03月06日
こんにちは、京都の長岡京市で
自然素材と高気密高断熱の家を建てている
能見工務店の能見です。よろしくお願いします。
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって
います。発信される情報というのは、
なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。
今日は、
【土地を買う時に気を付けたいポイント】
について書きたいと思います。
土地や家と言えば一般的には、
一生の買い物の中で一番高い買い物で気軽に
「買います！！」とは言えないですよね。
土地の件に関して本当に沢山の相談を受けたり
失敗された方を見たりしてきました。
そんな部分を踏まえながら書きたいと思います。
土地を購入される方の相談で
まず一番多いのは、土地を買った・契約したので
見積をして欲しいという相談です。
実は土地を先に買ってしまうと理想の家が建て
にくくなります。理由は土地にお金をかけすぎて
家にお金をかけられないということです。
この話しは長くなるので次回詳しく書きます。
次に多いのが、
南向きの土地を買いたい
子どもの学区で土地を探したい
将来売りやすい土地を買いたい
という感じです。
夜景や景色が見たいので高台の土地を買いたい
という要望もありました。
土地には様々な向きがあります。その中でも
特に人気があるのが南向きの土地。
南向きの土地ということは南側に道路がある
のですが、一概に良いとは言えないのです。
なぜなら、道路が南側に面しているので
玄関やガレージを南側に配置すると思います。
すると、
思っていた程南側に大きな窓が取れなかった。
南側に大きな窓を設けたが家の中が
丸見えになるため結局カーテンを閉めたままで
結局明るいリビングにならなかった。
これでも南向きの土地が欲しいですか？
子どもが転校や環境が変るのがかわいそう。
その親心とてもわかります。
しかし、
良く考えてみると
お子様の小学校は6年、中高でいえば3年です。
その後、夫婦二人になってその家で過ごす時間は
40年以上あります。子育ての時期だけを考えて
住む場所を決めても大丈夫ですか？
自分たちの夢のマイホーム。
建てた家は、やがてあなたを含め子孫の皆様の
ふるさとになります。
そこはいつか売りますか？
確かに高い所からの景色は綺麗で、
テラスからお酒でも飲みながら
夜景を見ることができるならとても素敵です。
しかし、
40年後50年後の歳を取った時に
階段や坂を元気よく登れますか？
冷静に考えると
南側の土地でなくても逆に、北向きの土地の方が
南側に庭を取れて、大きな窓を設けても目線が
気にならないリビングに出来るかも。
子どもの義務教育9年間のために
学区にこだわらなくてもいいかも。
子どもがいなければ別ですが
ふるさとである家は基本手放さない。
売ること前提に土地を考えなくてもいいのかも。
歳をとってから階段を上がる家は大変かも。
と色んな問題を想像できるかもしれません。
結論：土地の条件や立地の良さだけで
選ぶのでなく少し冷静に長い目で未来を見据えて
どんな暮らしができるかを考えてみてください。
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
後悔しない家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【土地を先に買うと理想の家は建たない！？】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
今年も残り299日。早くも3か月経ちました。
頑張っていきましょう。
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので
そちらも機会があればご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎