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高気密高断熱の家は何が良い?

2024年07月10日

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こんにちは、京都の長岡京市で

自然素材と高気密高断熱の家を建てている

能見工務店の能見です。よろしくお願いします。





 
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって

います。発信される情報というのは、

なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。





 
昔、「それを断って一年後に後悔するのか」

を自問して取捨選択することで、自分の時間を

つくり増やせると教えて貰いましたが

簡単なようでなかなか出来なくて時間が無いと

アタフタしている今日この頃です。





 
今日は、

【高気密高断熱の家は何が良い?】

について書きたいと思います。





 
そもそも高気密高断熱の家は何が良く

なぜ注目されて建てられているのしょうか。





 
一番は快適に過ごせるということだと思います。

夏でもエアコンを付けなくてもひんやり心地よい

室温で、冬は裸足で過ごせ足元が冷えない温熱

環境なんです。本当に心地良い空間になります。

では、どのくらいの性能の家が高気密高断熱なの

でしょうか。実は、色んな基準はあるのですが

高気密高断熱は各社それぞれなんです。

なので、いつもお伝えしますが一つの基準として

覚えておいていただきたいのがUA0.46

C0.5という数字です。以前のブログでも

書きましたが、最低でもこの辺りの性能は担保

しなければそこまでの体感ができないからです。





 
高気密と高断熱はいつもセットですが、今日は

それぞれ別けて特徴を書きたいと思います。





 
高気密とは建物の隙間を出来る限り小さくした

密閉された空間をつくることです。良く言う冗談

ですが、究極の高気密住宅は窓無しの家です。

気密は高いほど様々な効果を発揮します。

何よりも隙間が少ないということで隙間風が

入ってくることがなくなり換気の効率が格段に

上がります。隙間風なんて最近の家でって思う

かもしれませんが、気密工事をしていない家は

普通にコンセントから風が入ってくるのです。

隙間風が入るということは、通常の計算で決め

られた給気口からではない所から外気が入る

「ショートサーキット」がおこります。ショート

サーキットはある一定の場所の空気しか循環しな

いので、空気が澱みやすい物入やクローゼットの

中が換気されない状態になります。古い家の

押入れがカビ臭いのはこのためで、換気の

効率が良くなることでこれが解決されます。

そして、気密がいいと空気の動きにメリハリが

付きます。前述した機械の換気の場合もそうなの

ですが、窓を開けて入口と出口を作ってやると

風が良く通る家が出来上がります。窓をよく

開ける習慣のある人は、高気密にして

一種換気より三種換気でいいと思います。
(※27日のブログ参照)

また、家に隙間が無いので防音性が高まります。

但し、断熱材の素材で効果が大きく変わります。





 
高断熱とは、家の中の温度が外気温から影響を

受けづらくなり室温を一定に保てる状態をつくる

ことです。断熱は読んで字のごとく熱を断って

くれますので、高断熱になればなるほど特に夏で

あれば屋根からの熱を断ってくれます。古い

家のように、二階に上がる途中から段々と暑く

なるようなことはありません。反対に冬は下から

冷気が上がってきて足から冷えてきます。これも

床の断熱材の厚みを分厚くして冷たい空気との

熱を断ってやりましょう。昔はとても人気が

あった熱効率の悪い床暖房は必要ありません。

最近は、基礎断熱にして床下エアコンを入れる

ことで効率的な空調計画ができます。高断熱に

するからこそ空調の効きが良くなったり床下や

小屋裏エアコンを採用できたりします。

保温性も高いのでなお省エネになります。





 
高気密高断熱唯一のデメリットは、初期費用が

高いのと室内が乾燥しやすくなることです。

でも、長い目でみると光熱費や医療費で初期

費用を回収でき、室内に干す洗濯物が乾きやすい

というメリットにも変わります。デメリットと

取るかメリットと取るかはその人次第ですね。





 
但し、要チェックポイントは

“高気密高断熱の家でも光熱費を安くできる“

“花粉症を防ぐことが出来る”“防音性が高い”

という情報!!嘘ではないですが、やり方を

間違えるとそこまでの成果や効果が期待できない

ということをお忘れなく。





  
結論:

高気密高断熱は快適で省エネ(光熱費・医療費)

高気密だけでもダメ。高断熱だけでもダメ。

両方を充たし、さらに空調計画をしっかり立てる

ことで光熱費の安い省エネ住宅が出来あがる!!





 
高気密のメリット
・換気の効率が格段に上がる
・窓からの風がとても良く入るようになる
・防音性が高まり家の中が静か





 
高断熱のメリット
・二階が暑くならない
・底冷えがしない、足元が寒くない
・空調の効きが良く保温性が高い





 
あれもこれもやりたくなる新築。

それを付けなければ、やらなければ10年後

後悔するのかどうかを一度冷静に考えて下さい。

取捨選択するからこそ限られた予算で心地よい

理想の家が出来あがるのではないでしょうか。





 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

後悔しない家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【建築会社の絞り方】

について書きたいと思います。





 
長い文章を最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

今年も残り175日。頑張っていきましょう。





  
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので

そちらも機会があればご覧ください。



  
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株式会社能見工務店
    能見太郎