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エコジョーズとエコキュートどっちがいい?

2024年07月24日

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こんにちは、京都の長岡京市で

自然素材と高気密高断熱の家を建てている

能見工務店の能見です。よろしくお願いします。





 
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって

います。発信される情報というのは、

なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。

祇園祭の鉾組みも無事に終わりひと段落です。

梅雨が明けたら明けたで、今年もまた暑くなり

そうですね。昔は、夏の暑いのが大好きだった

のに最近は冬の寒い方が好きになってきました。

これも長年お腹の周りに蓄えてきた脂肪のおかげ

なんでしょうが、昔に比べて異常に暑さが増して

いるのもあるように思います。脂肪も燃焼させ

ないとダメなのですが、今日はお湯を燃焼させ

沸かす機器の話をしていきたいと思います。





 
お湯を沸かす機器

【エコジョーズとエコキュートどっちがいい?】

について書きたいと思います。





 
このブログを書くにあたり色んなHPがどのように

書いているかを確認すると、本当にいろんな

視点で書いてあるなと思いました。

その中で少し気になったのが、エコキュートは

ガス漏れの心配がなく安全、停電時に使用でき

ないという所でした。確かに地震が来た時は

ガス漏れする可能性は無いことはないですが、

今まで施工してガス漏れした経験もないので気に

することないと思いました。そして、停電時は、

ガス給湯器も稼働させるのに電気が必要なため

実は両方とも使用できないのです。なので

そこも比較部分にはならないと感じました。





 
エコキュートとエコジョーズは何が違うのかは、

調べれば沢山出てくるので詳しく書くのは

割愛します。簡単に言うとエコキュートとは

エアコンの暖房と同じで室外機で空気を暖めて

その熱でお湯を沸かす。そして、エコジョーズは

ガスでお湯を暖め、本来排気で出る熱を再利用

して効率よくお湯を沸かすというものです。

これまで夜間電力でお湯を沸かすエコキュートの

方に分がありましたが、電気代の値上げとともに

そうでもなくなってきたのかと思います。





 
エコキュートの特徴
・夜間にお湯を沸かし省エネ
・貯湯タンク内のお湯が非常用水になる
・お湯切れのリスク
・水圧が弱い
・設置スペースが限られる
 
エコジョーズの特徴
・水圧が高い
・広い設置スペースが必要ない





 
光熱費やコストをのけたエコキュートの

メリットとデメリットを見ていくと

①高圧タイプを選ばないと水圧が少し弱いく、

特に2階に水回りがある時は要注意です。

②タンクに水をためてお湯をつくる事に対しては

いい面と悪い面があり、災害時にはその溜まって

いる水を使えるので良いですが、タンクでお湯を

沸かすので一般的に飲用しても問題ないとされる

水の基準を外れそのまま飲用するのは望ましく

なく、一度煮沸することが推奨されている所は

疑問が残りますね。

③お湯の使用量や仕様パターンを学習し効率的に

お湯をつくる省エネ設定があるのですが、ある日

友達や親が急遽お風呂に入るなどとなった時に

お湯が足りなくなってしまうことがあります。


 
ただ②の災害時や③のお湯が足りなくなる場面が

どのくらいの頻度であるか?飲用に適さない

問題もお湯をそのまま浄水器などを通さず飲む

人がどれほどいるのか?不明瞭なのでメリットや

デメリットに値するかは如何でしょうか。





 
その反対のエコジョーズは、直結式なので水圧も

問題なく、飲用も問題ない。また設置場所も

温風が出ること以外は、場所を取らずに気にする

ことがない商品でそこまで大きなメリットも

デメリットもない商品だと改めて感じました。





      
結論:どちらが得になるかは耐用年数次第!!

ランニングコストと初期・買い替え時のコストを

考えて3人以下でお住いの場合は、エコキュート

の方が高くなる場合があるので要注意!!






         エコキュート   エコジョーズ
仕組み        電気     ガス
初期コスト    55~60万円  20~25万円
ランニングコスト 3.6万円/年   7.2万円/年
耐用年数           10~15年    10~15年
音                  深夜に音が出る 使用時のみ
水圧             水道より弱い  水道と同等
設置スペース   畳一条必要     狭くてもOK
飲用               煮沸すればOK  そのまま可能
災害時            非常用水として   無し






例えば、10年で壊れた場合、エコキュートは

初期コスト55万円と3.6万円×10年で

トータルコストが91万円に対して

エコジョーズは、20万円と7.2万円×10年で

92万円です。うちの家のは13年で壊れたので

それで計算すると、エコキュートは101.8万円と

エコジョーズは、113.6万円になります。

耐用年数が長くなるほどエコキュートの方が得に

なりますがこればかりは何年もつかは運しだいと

いう所もありますね。





 
少し私の経験の話をさせて下さい。うちの家は

オール電化にしていたためエコキュートを付けて

いました。それが、こないだ13年目にして壊れま

した。冬だったのもあり室外機が水漏れおこして

お湯が沸かなくなりとても困りました。

何が困ったかというと発注してから商品がくる

までの時間がかかったのと家の裏が昔は空き地

だったのですが、家が建って搬出、搬入作業が

とても大変だでした。それにエコジョーズに比べ

て費用も高いため、急な出費が痛かったです。





 
だから

私は、トータルコストがそこまで変わらないので

あれば急な出費を抑えれるエコジョーズ派です。





  
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

後悔しない家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【家を建てる時のスケジュール】

について書きたいと思います。





 
長い文章を最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

今年も残り161日。頑張っていきましょう。





  
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので

そちらも機会があればご覧ください。





  
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
    能見太郎