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2025年度の補助金

2024年12月18日

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こんにちは、京都の長岡京市で

自然素材と高気密高断熱の家を建てている

能見工務店の能見です。よろしくお願いします。





 
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって

います。発信される情報というのは、

なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。





 
後二週間で今年も終わりで、何かと忙しさに

追いかけられている気分で毎日を送っています。

皆様は如何でしょうか。

今年も残すところあとわずかでブログも年内は

次ので最後になります。そろそろ来年のことも

考えていこうということで今日は、

2025年度の補助金】

について書きたいと思います。





 
補助金で気を付けなければならないのは、

工事の着工時期と工事の申請及び報告の出す

タイミングです。例えば2024年の子育てエコ

ホーム支援事業でいえば2023112

以降に基礎より後の工事に着手した現場からが

対象でした。基礎工事まではしていいけど

その後の工事はこの日以降でなければならない

ということです。また、この補助金の

申請(交付申請)の予約は2024年の

1130日まで、完了の報告は20257月末

まです。毎年期間は変わりますが、その間に

はまらなければ補助金の対象にはならないので

要注意です。あまり補助金は貰えるものと

思わずに貰えたらラッキーという気持ちで

進めていくことをお薦めします。





 
来年の2025年の補助金は名称が変わって

子育てグリーン住宅支援事業という補助金に

なります。2025年の補助金は2024

1122日以降に基礎工事より後の工事に

着手であれば、もう現状で着工していても

補助金の対象になるということです。その他の

要件は今年とほぼ同じになると思います。





 
では、2025年の子育てグリーン住宅支援事業を

詳しく説明していきたいと思います。2025年の

補助金の大きな変更点は、全ての世帯に使える

補助金が出来たことです。これまで子育て世代

18歳未満の子を有する世帯又は夫婦の

いずれかが39歳以下)という条件がありました。

但し、対象住宅によっては子育て世帯しか

使えない物もあります。





 
まず、全ての世帯が対象になっている補助額は

なんと160万円/戸になっています。これは是非

取りに行きたい補助金ですね。但し、忘れては

ならないのは補助金とはただでは貰えないという

ことです。国は家の性能を上げて欲しいという

ことでそれに対して補助金を出しています。

その性能にするには補助金以上の費用が

かかることは覚えておいてください。

この160万円の補助額を貰うにはDX志向型住宅

にする必要があります。DX志向型住宅とは

①断熱等性能等級6以上
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー

消費量の削減率35%以上

③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー

消費量の削減率100%以上

になります。





 
①は断熱等級を6以上にするということなので

UA0.46HEAT20G2をクリアできれば

大丈夫です。②は少し飛ばして③は再生可能

エネルギーを導入し基準一次エネルギー消費量を

実質ゼロ以下にする必要がありますので、再生

可能エネルギーの太陽光パネルを付けることで

十分クリアできると思います。②はこれまでの

ZEH基準で再生可能エネルギーを除き、基準

一次エネルギー消費量から一次エネルギー

消費量を20%以上削減でした。

これより15%以上一次エネルギー消費量を

減らす必要があるので、暖房と給湯設備の性能を

上げる必要があります。特に高性能なエアコンと

エコキュートやエコワンなどを検討する必要が

あります。その他もこれまでの通り配管は

ヘッダー方式、節水水栓やLED照明などを採用し

詳細は家によって仕様を決める必要があります。

だから先ほども書きましたが160万円の補助金が

出る分、取付けする機器や仕様も高くなるという

ことです。ただ、省エネ住宅は将来的に光熱費で

元が十分取れるので費用対効果は大きいです。





 
子育て世代のみの対象になっている補助金は

これまでの子育てエコホームにあった長期優良

住宅とZEH水準住宅の二種類になります。

補助額が長期優良住宅で100万円が80万円に

ZEH水準で80万円が40万円にこちらも少し

要件が変わりました。ただ住んでいた家の建替の

場合のみ20万円加算されて、長期優良住宅で

100万円、ZEH水準で60万円になります。





 
結論:補助金を貰える家は補助金を貰う以上に

コストがかかります。補助金を追いかけるので

なく、心地よい家にする為の最適な選択を!!

その過程で貰えたらラッキーと思いましょう。

これまでより補助額が減って新たに160万円の

補助金がつくられた背景には住宅性能をさらに

向上させる狙いがあるからです。

冷静にいきましょう。





 
 
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに

アドバイスをもらいながら進めて

後悔しない家づくりを実現して下さい。

この情報が皆様の役に立てば幸いです。





 
次回は

【自然素材や木の上手な使い方】

について書きたいと思います。





 
長い文章を最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

今年も残り14日。頑張っていきましょう。

  
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので

そちらも機会があればご覧ください。


  
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
    能見太郎