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失敗しない家づくりの進め方
2025年03月19日
こんにちは、能見工務店の能見です。
能見工務店は京都の長岡京市で木と自然素材を
ふんだんに使い高気密高断熱で高性能な家を
建てています。よろしくお願いします。
情報が溢れる中、発信されている情報は配信者の
思惑が入って発信されています。ちなみにこの
ブログは、自然素材と高性能住宅推しの能見が
書いています。そんな見方で読んでください。
もうすぐ冬も終わり卒業式や入学式と春の匂いが
してきました。本当に月日の経つのが早いですね。
人生に占める時間の割合が変わることで、歳と
ともに時間が経つのを早く感じるそうです。
5歳の1年は人生の1年/5歳、50歳の1年は
人生の1年/50歳。50歳の人は5歳の10倍の
速さに感じるということで、「そら~月日が早く
感じるはずだわ」てなことで今日は家を
建てる時のスケジュールの考え方をもとに
【失敗しない家づくりの進め方】
について書きたいと思います。
「まだ3年あるから時間は十分ある」とか
「1年前位から家づくりの計画に取り掛かろう」
と思っている方は要注意です。脅すわけではあり
ませんが、しっかり理解した上でスケジュールを
立てないと色んな選択肢があるはずだったのに
時間が無く妥協するはめになりかねません。
気を付けて下さい。
少しゆとりのあるスケジュールで説明します。
初めに、あなたはいつその家に引っ越したい
ですか?まずはその日にちを決めて下さい。
引越し日の5日前に家の引き渡し
➡引き渡しの30日前から外構工事
➡外構工事が始まる時に家が完成
➡完成の90日前に中間検査
➡中間検査の45日前に棟上げ
➡棟上げの10日前までに基礎が完成
➡基礎完成の20日前に基礎着工
➡基礎着工の10日前に地盤調査と地盤改良
➡地盤調査と地盤改良の7日前に地鎮祭
ここまでで217日が経ちました。工事に着工する
前に建築確認の申請をする必要があります。
➡建築確認申請に60日。
➡間取りを考えるのに90日
申請までに間取りを考える必要があります。
間取りはどうでしょうか?私の感覚では最低
60~90日は必要に思います。今回は、90日で
計算しておくとここまでで367日でおおかた
1年になりました。でもこれは土地がある前提
ですよね?ここから土地を買う場合の
スケジュールも逆算していきたいと思います。
➡敷地の測量、測量図の作成に10日
➡既存建物の解体整地工事に20日
➡解体する7日前までに土地の決済
➡土地決済前の融資の承認に25日
➡融資の申し込みする7日前に建築会社と契約
➡購入予定の土地で間取り計画30日
➡土地の買い付け意思表示
➡土地の買い付け7日前に購入予定地の敷地調査
➡建築会社と土地探し30日
➡建築会社と設計契約
➡建築会社への資料請求、展示場や完成見学会、
セミナーへの参加期間90日
と土地を買う場合のスケジュールも1か月で
土地が見つかっても226日になりました。
いかがでしょうか。土地がすぐ見につからない
場合を想定すると2年余裕をみててもちょうど
いい感じで、もっとじっくりという方は3年
みててもいい感じなのが分かったかと思います。
小学生になるまでまだ時間があると思いる方が、
本当に多いのですがこうやって考えると意外に
時間がないのが分かります。ゆとりある
スケジュールを組むことで妥協なき家づくりが
できるので、しっかり計画していきましょう。
【結論】スケジュールは現在から考えるのでは
なく逆算で引き渡し日や引越し日から考えると
今やるべきことが明確になります。自分が今
何をやらなければならないかを把握しましょう。
なんでもそう。目標を建てる時も目標を達成した
自分から遡るとより実現しやすくなりますよね。
ゆとりを持ったスケジュールを組みましょう。
今年の4月で48歳になる私。1/47から1/48で
人生に占める時間の割合がまた変わりそうです。
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
納得した家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【自分に合った土地の見つけ方】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂きありがとう
ございました。YouTubeでも様々な情報を
配信もしていますのでそちらもご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎