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年末要注意!!補助金と固定資産税
2024年10月16日
こんにちは、京都の長岡京市で
自然素材と高気密高断熱の家を建てている
能見工務店の能見です。よろしくお願いします。
情報過多の中、様々な情報が溢れかえって
います。発信される情報というのは、
なにかしら配信者の思惑が入って発信されます。
今年の1月10日からブログを始めてはや41回
目の投稿になります。今年も100日を切って残り
2か月半。また気ぜわしい年末がやってきますね。
今日は、
新築や建替えをする時に気を付けた方がいい
【年末要注意!!補助金と固定資産税】
について書きたいと思います。
新築を建てる際は、特に子育て世代に方には
いろんな補助金があるので上手に利用してお得に
家を建てたいものです。今、国土交通省が出して
いる子育てエコホーム支援事業が新築や建替えで
とても良く使われています。
・証明書で長期優良住宅に該当すると確認できる
・証明書でZEH水準に該当すると確認できる
・所有者自らが居住する家
・家の床面積が50~240㎡以下である
・災害区域に該当しない場所に建てる家
であれば長期優良住宅で100万円/棟
ZEHで80万円/棟の補助金が出ます。最近の家は
長期やZEHで建てるのが当たり前につつあるので
ぜひ使いたい補助金になります。但し、ここで
一つ気を付けたいのが、これからの時期。
補助金は国や市が出しますが、年度末に合わせて
申請期限などがあります。特に、この子育てエコ
ホーム支援事業は、年内に基礎工事が完了して
いないと補助金対象外になるのです。年内に
基礎工事を完了させようと思うと、それまでに
建築確認を申請する必要があります。逆算で
考えると12月25日に基礎を完了させようと思うと
基礎の着工を12月1日。建築確認の申請に一か月
ほどかかるので11月1日には書類を出す必要が
あります。書類は家の構造計算や断意匠図の作成
及び断熱、一次消費エネルギー計算などをする
必要があり書類を作成するのに10日ほどは必要
になります。ということは、今日の10月16日の
段階で全てが決まっていて申請できる状態に
ないと今年はもうこの補助金は使えないという
ことになります。資金計画で100万円をあてに
していて出なかった場合、大変なことになるので
注意して下さい。
続いて固定資産税の話。
「建替えで年をまたぐ建築スケジュールの方」
「土地を購入して年内に引き渡しを受ける方」
の固定資産税について書きます。
建替えで年をまたぐ建築スケジュールの方:
家を建て替える際に建物を年内に取壊しされる
方は、年明けに更地になっている場合や建築中の
場合は住宅用地特例が適用されなくなります。
非住宅用地は住宅用地の場合の3~5倍の固定
資産税になり通常10万円程の固定資産税が
30万円とか50万円になってしまいます。
なので上記に該当される方は“建替え特例の
申告書”を市に出すようにしてください。
これを出すと更地でも住宅用地としての価格で
課税されるようになります。ここでも一つ注意
ですが、この申告書を出しても3月末までに
基礎工事に着工する必要があります。
土地を購入して年内に引き渡しを受ける方:
土地を購入して年内に決済して更地で引き渡しを
受ける方は、この建替え特例の申告の要件を満た
さないので3~5倍の固定資産税が課税されて
しまいます。その年の1月1日の所有者と明けた
1月1日の所有者が同じでないと建て替えとして
認めて貰えないということです。なのでこの
場合は、引き渡し方法や建築スケジュールを
考えて進めた方がいいですね。
結論:補助金の対象要件を確認しましょう!!
更地で年をまたぐ場合や建築中に年をまたぐ場合
は“市”に必ず住宅の建て替えにかかる特例申告を
出しましょう!!もし、要件にはまらない場合は
引き渡し方と建築スケジュールを考えましょう!
しっかり家を建てて貰う建築会社さんに
アドバイスをもらいながら進めて
後悔しない家づくりを実現して下さい。
この情報が皆様の役に立てば幸いです。
次回は
【窓の結露対処法】
について書きたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
今年も残り77日。頑張っていきましょう。
YouTubeでも様々な情報を配信もしていますので
そちらも機会があればご覧ください。
手刻みで建てる木組みの家
株式会社能見工務店
能見太郎